2016年12月13日火曜日

10年前に買ったDVD-Rは今でも使えるの?

忘れそうになっていたが私はもともと光学メディアを調べる趣味があった。なんでこんなことに手を出したかというと、ある日の私はDVD-Rに焼いたはずの大切なデータが読めなくなっていることに気づいたことに遡る。何が悪いのか調べ、原因は粗悪なメディア(そのとき自分が買ったメディアがプリンコという劣悪極まりない品だったことを知った)、二度と繰り返さないために焼いたDVDやCDのエラーを計測できることを学んだ。

その際お世話になったのは以下の2サイトである。

しあにんなお昼ごはん
CD-R実験室

いつのまにか光学メディアの時代は過ぎ去り、「焼く」という習慣も昔のものになりつつある。私もそれにしたがって光学メディアのことを忘れて久しい時間がたった。

さて、年末の大掃除を始めたところコレクションしていたDVD±Rを見つけた。もう使うことはあるまいと思うが、ただ捨ててしまうのももったいない。そこで「10年前に買ったDVD-Rは今でも使えるの?」と題して最後の検証を行ってみようと思う。

今は所有するドライブも貧相になり、Plextor PX-760Aしか残っていない。昔はMediatek搭載ドライブやBenQでも計測できたのだが……とか、NECに日立LGに書き込みドライブも揃っていたのに、などと嘆きはすまい。早速とりかかろう。

TDKが多いのは私が信者だったからである。

書き込みドライブ:Plextor PX-760A
計測ドライブ:Plextor PX-760A
書き込み速度:8倍速以上のメディアは6倍速。4倍速以下のメディアは選択できる最高速度
使用ソフト:Qpxtool

TDK超硬(日本製)8倍速
MediaID:TTG02
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-eWZNb25KV2hqdEU


いきなりだがダメだこれ。訂正不可能エラーまで出ている。ただエラーのスパイクが出ているのは書き込み中に一旦減速してキャリブレーションをかける場所のようにも思われるのでドライブ側の問題の可能性もある。どちらにしても外周のエラーが膨らんでるのは不安。


TDK超硬(ルクセンブルク製) 8倍速
MediaID:TTG02
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-RmpXd3lHSEs5OGs


安定して低いエラーレート。文句なし。
TDKは日本製≧ルクセンブルク製>台湾製だったと思っていたがなかなかやるな、ルクセンブルク。もちろんとうの昔に工場は全て閉まっているし、ブランドにいたってはImationに売却されたはずだが。


TDK通常のDVD-R(日本製) 8倍速
MediaID:TTG02
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-c05HY19CQnR5SFE


あ、ダメだこれ。致命的でこそないが使うのはよしたほうがいい。


TDK DVD+R(日本製)4倍速
MediaID:TDK-001/000
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-eWZNb25KV2hqdEU


今回試す唯一のDVD+R。外周がお亡くなり。そうでなくてもJitterのぶれが大きい。光で劣化していたのかもしれないが、これは使えない。


SONY 音匠(日本製)16倍速
MediaID:SONY16-D1
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-TjhTN1lENXpzTGs


問題なし。少々エラーが多めのように見えるがもとからこんなものだったはず。


UNIFINOスーパーストロング(日本製)8倍速
MediaID:IMCJP-N
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-MzN1c1hxb3dYaEk



内周のエラーが膨れ気味だが問題なし。国産のなかではあまり品質良くなかったはずだが、やるじゃん。


Maxell HG(日本製)8倍速
MediaID:MXLRG-R3
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-MFNNTjFKT1pSdUk


Betaがちょっとふらつき気味だけど十分低エラー。それなりの用には耐えそう。


Pioneer(日本製)等倍速
MediaID:PVC001-001
PDF:https://drive.google.com/open?id=0B-EXRPSDT-x-SU9kSjJmbER4R1E


コレクターズアイテム以上の意味はないだろうが黎明期にPioneerが自社製造していた等倍速DVD-Rメディア。10年どころではない昔のメディアだがエラーレート自体は低く安定している。Betaが大きくぶれているので使いたくはないが、保存期間を考えれば上等では。



ざっと試したところでは結果はまちまちで、長期間保存用のメディアであろうと長期保存後の使用に耐えるかどうかはわからないということになりそうだ。外周のエラーが多いメディアについては保存中に光で劣化していたのかもしれない。

Q:つまり?
A:メディアは冷暗所に保存。焼いたら計測しとこう。


あとで気づいたがPX-760AのAuto Strategy機能(現物のメディアを1枚犠牲にして細かいキャリブレーションを行う)がForcedになっていた。TTG02(TDKの8倍速メディア)の成績がルクセンブルク製以外微妙だったのはこれが原因かもしれない……今となってはもう知る由もないが。

Q:つまり?
A:おとなしく計測しとこう。

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